『ビリーヴァー』
場所 :下北沢 OFF・OFF シアター
日時 :2010/7/14~2010/7/19
作・監修:中村まり子
演出 :百野隆介
あらすじ
海辺で青く光る石を見つけた青年クニヨシトオル。
その石を拾い上げると老婆が現れ忠告する。
「あんたは拾った、その石を。引き受けるんだよ。」
今、運命の歯車が回り始めた。
少し前になりますが、見てきました。
私の理解力が足りないせいか、少し難しかったです…
確信がもてないので、想像で書きますが、主題は反戦? 巨大な力への抵抗??
主人公のトオルが石を拾ったことによって、過去に戦ってきた人たちの意志を受け継いだのかな。
(いしだけに… ( ゚ρ゚ )!)
意味がありそうなシチュエーションはいっぱい散りばめられていて、お!と思うのですが、
それのつながりがあまりにも見えなすぎて、結局「?」なまま終わってしまったのがなんだかもどかしい。
例えばトオルが石を拾った夢(?)をみたあと、携帯やパソコンなどといった通信が使えなくなっていたり、
家族があるきっかけを持って急に態度を変えたり…
なにか世界の切り替わりがあるのかなぁ、とは思うけど解決には至らず。
あとはご想像にお任せします、と謎を残すのは嫌いではないですが、
やっぱり謎がラストで解明されて繋がっていく、というのが気持ちよくて好きです。
もっと繊細なサインも見逃さないように感性を磨かなきゃだめですかねぇ…
でもよく考えると、観終わったあとの存在感はあるのです。ぐるぐるしてて気持ち悪いですけどw
ふとした瞬間に、シーンが思い出される感覚。
これも演出の形なのかな、と思うと、奥が深いです。
役者さんは皆さん個性的で、よかったです。
普段の生活をあれこれ想像出来るような、家族の空気感が伝わりました。
お母さんの夫に対する「お前って呼ばれるの……嫌」の時のタメが素晴らしかったw
あれいつか、使ってみたいですw